青森市の不動産相場と地価の調べ方

「まず相場を知りたい」という方へ。青森県が公表した最新の地価公示から青森市の水準を示し、公的なデータで相場を確認する方法と、そのデータが実際の売却価格とどう違うのかを説明します。

OFFICIAL DATA

青森市の地価(令和8年地価公示)

下表は、青森県が公表した令和8年地価公示(令和8年1月1日時点)の青森市の用途別平均価格と、前年からの平均変動率です。青森市は県内10市の中で最も高い水準で、住宅地・商業地ともに前年よりわずかに上昇しました。

用途平均価格(円/㎡)坪単価の目安平均変動率継続地点
住宅地34,900約11.5万円+0.4%46地点
商業地72,500約24.0万円+0.9%19地点
工業地18,300約6.0万円0.0%5地点
全用途平均43,200約14.3万円+0.5%71地点

出典:青森県「令和8年地価公示市町村別平均価格・対前年平均変動率一覧表」(令和8年1月1日時点、2026年3月18日公表)。坪単価は1坪=3.30578㎡で換算した参考値です。青森県の地価公示ページ

比較住宅地 平均住宅地 変動率商業地 平均商業地 変動率
青森市34,900円/㎡+0.4%72,500円/㎡+0.9%
弘前市28,800円/㎡+0.8%56,400円/㎡△0.3%
八戸市32,900円/㎡+0.1%65,400円/㎡+0.2%
青森県計24,700円/㎡+0.2%49,700円/㎡+0.1%

同出典。県全体では町村部の住宅地が△0.7%と下がる一方、市部は+0.5%で、市部と町村部の差が続いています。八戸市と青森県計は相場の位置づけを比べるための参考値で、当社の対応エリア(青森市・弘前市・五所川原市)ではありません。

TOP POINTS

青森市で価格が高い標準地

令和8年地価公示で県内の価格上位に入った青森市の標準地です。同じ市内でも、標準地の価格には数倍の差があります。

用途所在公示価格(円/㎡)変動率付近
住宅地青森市浜田2丁目13番590,700
前年 86,600
+4.7%CiiNA CiiNA青森 東方
住宅地青森市勝田2丁目22番264,300
前年 63,400
+1.4%北斗高校 西方
住宅地青森市石江4丁目8番960,300
前年 57,500
+4.9%新青森駅 北方
商業地青森市新町1丁目13番4外201,000
前年 198,000
+1.5%新町通り
商業地青森市長島2丁目1番2135,000
前年 134,000
+0.7%県庁向かい
商業地青森市青葉1丁目1番2588,300
前年 86,800
+1.7%大野小学校 北方

出典:青森県「令和8年地価公示における青森県の状況」価格上位標準地(2026年3月18日公表)。標準地はその地点の価格水準を示すために選ばれた地点で、周辺のすべての土地が同じ価格になるわけではありません。

FOUR PRICES

土地には4つの「価格」があります

相場を調べていると複数の金額が出てきます。それぞれ目的が違うため、そのまま売却価格として使うことはできません。

価格公表元・目的水準の目安使いどころ
公示地価・基準地価国土交通省・都道府県。土地取引の指標ほぼ時価の水準地域全体の相場感と上下の傾向をつかむ
相続税路線価国税庁。相続税・贈与税の計算公示地価の8割程度が目安相続税の計算、土地の概算
固定資産税評価額市町村。固定資産税の計算公示地価の7割程度が目安納税通知書から所有地の規模感を知る
成約価格実際の売買で成立した価格個別条件で大きく振れる売り出し価格を決める最重要の材料
「路線価×面積」は売却価格ではありません 路線価は相続税の計算に使う価格で、水準も目的も売買価格とは違います。形状が悪い土地、接道が狭い土地、再建築ができない土地では、実際の売買価格が路線価から大きく離れることがあります。

HOW TO CHECK

相場を自分で調べる4つの方法

いずれも公的機関が無料で公開しています。当社への依頼前に、ご自身で水準を確認しておくと、査定価格の根拠を比べやすくなります。

1. 不動産情報ライブラリで取引価格を見る

国土交通省が、実際の取引当事者へのアンケートに基づく成約価格を地図上で公開しています。青森市内の地区・種類・面積・築年で絞り込めます。

国土交通省 不動産情報ライブラリ

2. 地価公示・地価調査を見る

1月1日時点の地価公示と、7月1日時点の都道府県地価調査(基準地価)で、地点ごとの価格と前年比が分かります。青森県は市町村別の平均価格も公表しています。

青森県の地価

3. 相続税路線価を見る

国税庁の財産評価基準書で、道路ごとに付けられた路線価が確認できます。相続の場面ではこの価格が基準になります。

国税庁 財産評価基準書 路線価図

4. 売り出し中の物件と比べる

同じ地区で売り出し中の物件の価格・面積・築年を並べると、現在の売り出し水準が分かります。ただし売り出し価格は「希望価格」で、成約価格とは異なります。

当社でも、周辺の売り出し状況と成約事例を併せてご説明します。

WHY IT DIFFERS

相場が分かっても、価格が同じにならない理由

地価公示や取引価格情報は「その地域の水準」を示すものです。実際の売買価格は、同じ町内でも次の条件で上下します。青森では特に冬の条件が売れやすさに影響します。

  • 間口と接道の幅員
  • 土地の形状・高低差
  • 敷地内の雪寄せ場
  • 除雪車の入り方
  • 建物の築年と状態
  • 境界の確定状況
  • 再建築の可否
  • 上下水道の引き込み

同じ町名・同じ面積でも、これらの差で数百万円変わることがあります。金額を決める前に、対象物件の条件を確認する必要があります。

住宅の室内のイメージ
イメージ写真(査定対象物件ではありません)

FAQ

相場についてよくある質問

公示地価に面積を掛ければ売却価格が分かりますか

目安としては使えますが、そのままの金額で売れるとは限りません。公示地価は標準地の価格で、対象物件の形状、接道、建物の状態、境界の確定状況などは反映されていません。掛け算で出た金額は、あくまで出発点として扱ってください。

青森市の地価は上がっているのですか

令和8年地価公示では、青森市の住宅地が+0.4%、商業地が+0.9%、全用途平均が+0.5%で、いずれも前年よりわずかに上昇しました。ただし上昇は市部が中心で、県全体の町村部の住宅地は△0.7%です。市内でも地点ごとに差があり、上昇した地点と下がった地点の両方があります。

相場より高く売ることはできますか

売り出し価格は売主が決めるため、相場より高く設定することはできます。ただし成約までの期間が長くなる傾向があり、途中で価格を下げると「売れ残り物件」と見られることもあります。当社では価格と期間の関係をご説明したうえで一緒に決めます。

築年数が古い家は建物の価値がゼロになりますか

木造住宅では、築年数が進むと建物の評価が小さくなり、土地の価格が中心になります。ただし雨漏りやシロアリがなく、設備が更新されている建物は、そのまま住める住宅として評価できる場合があります。解体して更地にするか、そのまま売るかの比較もお出しします。

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対応エリア

青森市の町名一覧と、市内の地点別の地価水準。

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